ISBN:404873735X 単行本 古川 日出男 角川書店 2006/12 ¥1,260
三島賞作家が贈る、雪の夜のちいさな物語。僕たちは歩かない。その終電に乗ったら、歩かない。」 雪の夜、東京で、レストランで、山手線で。やわらかな緊張感に包まれながら、僕たちは時間のひずみにはいってゆく。一夜の奇跡の物語を、挿絵入りで。

料理人達が、少しズレた東京へ迷い込む。そこは、普通に暮らしていては辿り着けない秘密の東京で、そこでは2時間だけ余分に時間が流れる。つまり、そこに行けた人間は1日が24+2時間になるのだ。異世界の東京へ行き来出来るようになった人々が仲間となっていくのだが、その中のひとりが交通事故で死んでしまう。遺された仲間達は、長年その場所を行き来していた画家から冥界へ行く方法を聞きだし、死んだ仲間に会いに行く。

幻想的だけど、あまりメリハリは無くて淡々としたまま終わってしまう。軽く読み流せる大人向け童話といった感じか。

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