COWBOY BEBOP

1998年にテレビ東京及びWOWOWで放送され、絶大な支持を受けたSFハードボイルドアニメーション。2071年、宇宙を舞台に無法者や犯罪者を追うカウボーイ＝賞金稼ぎ、スパイクとジェット、そしてフェイらの活躍を描く。

非合法組織レッド・ドラゴンを抜けたスパイク・スピーゲルと、元ガニメデ警察のジェット・ブラックが繰り広げる賞金稼ぎの物語。途中、過去の記憶を失った謎の女フェイ・バレンタイン、天才ハッカーのエド、高い知能を持つデータ犬アインが加わる冒険活劇。

登場人物は、それなりに強いけど、ご都合主義で万能だったりする訳ではなく、それぞれが葛藤を抱えている。仕事が上手くいかなくて、いつもお金にピーピー言ってるし、随所に鏤められた伏線が、やや大人味。ラストに向けての盛り上がりと、物悲しい結末は、ビター・テイストです。

放映時期に様々な事件があり、放映カットされたり、ぼかしがかかったりと、なかなかテレビでは全話を見る事が出来なかったようです。その為か、比較的知名度が低い感は否めませんが、隠れた良作だと思います。

映画版は、『胡蝶の夢』を意識したかの様な作品です。
いや、確実に意識してるな、これは。

「ねぇ、このお姉さん、いつも同じ服着てるね」
うん、せっかくキレイ系なのに、いつも同じ服なのは萎える。