五分後の世界

2005年1月19日 読書
ISBN:4877284443 文庫 村上 龍 幻冬舎 1997/04 ¥560
5分のずれで現われた、もうひとつの日本は人口26万に激減していた。国連軍との本土決戦のさ中で、アンダーグラウンド兵士の思いは、こうだ。「人類に生きる目的はない。だが、生きのびなくてはならない」。472枚、書き下ろし作品。

最近読んだ本ではないけれども、これは是非レビューしておくべきだろう。

我々が存在する世界から5分だけ時間がずれた世界。そこでは未だに日本が降伏しておらず、ゲリラ戦を挑んでいる。国土はたくさんの原爆を落とされた後、連合軍に分割統治されているが、地中深く潜伏した日本国民は、占領軍に対し果敢に戦闘を継続する。

村上龍はエロとグロだけかと思っていましたが、これは全く異質ですね。
いい意味で村上龍っぽくありません。間違いなく、これが最高傑作。
 
 
きっと、村上龍が寝ている間に、小人さんが書いた話に違いない。

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