ISBN:4309473946 文庫 田崎 真也 河出書房新社 2000/03 ¥546
心から楽しんだギリシアのワイン祭りや、最上の想い出を演出してくれたワインのこと、ヴィンテージポートを開ける秘策など、ソムリエとして世界の頂点をきわめた著者の至上の体験。巻末エッセイ=岸朝子

世界ソムリエコンクール、初出場は飛び入り参加で予選落ち。その時の口惜しい思いがバネになったかも知れません…。心から楽しんだギリシアのワイン祭りや、最上の想い出を演出してくれたカロン・セギュール、さらにはヴィンテージ・ポートを開ける秘策など、ソムリエとして世界の頂点をきわめた著者による、とっておきの話12章。 

『永井美奈子』とくれば、『田崎真也』も一冊いっとかないとダメでしょう。
そんな事はないか?

ワイン会に、一人だけ自分専用の金魚鉢みたいなグラスを持参するウザイおやじがいた。お前はシャア少佐かっての!!しかも、少佐ほどかっこよくない。むしろ、マ・クベ大佐をワインおたく爺いにしたような感じだ。みんな、用意されたグラスでワインを楽しんでいるのに、なんだかそいつだけが一人浮いている。みんなで楽しくワイン会、されどおやじはワイン道。

お茶に例えるなら、ティータイムにクッキーでもつまみながら楽しく過ごすのはお茶会。しかし、着物着て、「結構なお手前でした」なんて茶器持って言っているのは茶道ですよね。

そう、妙な形式に憑りつかれない為に、ワインの海で溺れてしまう前に是非とも一読しておいて欲しい。そんな一冊です。飲んで美味しかったら、楽しかったらそれで良いのです。絶対に、こんな金魚鉢おやじみたいなイヤな奴にはならないで欲しいのです。

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