ISBN:4062094762 単行本 仁熊 裕子 講談社 1998/11 ¥2,415
人間は[神々]の末裔なのか!?
高度な古代文明を築き上げた人間と現代人は、はたして同じ人類(ホモ・サピエンス)なのか?古代シュメール文明の科学的分析から導き出された衝撃の結論!「神の遺伝子をもつ人間」はどこへいったのか?

「著者の主張は、[神々]と呼ばれる存在が、20万年前に遺伝子工学を利用して現世人類を創造したということである。その主張は古代シュメールの文献に基づいている。著者はそれらの文献を聖書と照らしあわせ、さらに天文学、考古学、人類学、遺伝学などさまざまな分野から検討し、持論を展開している。そして、地球の誕生、高度な古代文明の謎までもが明らかにされた。その内容は実に多岐にわたり、かつ詳細まで掘り下げられ、読者の興味をひきつけてやまない」――(訳者あとがきより)

人類が何から、どうやって進化したのかは未だに謎である。猿の様な生き物から人類に至る間の動物が発見されていないのだ。これをミッシングリンクと呼ぶ。

はじめ人間で例えると、こうだ。

サル→ドテチン→はじめ人間


この、ドテチン型類人猿に相当する生命体がいないのだ。一時期、人類の祖先は水中で生活したため、その部分の動物の痕跡が見つからないのだという説もあるが、今のところ謎に包まれている。極めて短期間で人類への進化が行われたとされる説もある。そういえば、ゴンの父ちゃんの父ちゃんは、ドテチンみたいな類人猿だった。まさに、はじめ人間である。

本書は人類が神々の遺伝子工学により生まれたのだという大胆な主張。いや、恐ろしくトンデモ本的な展開。そうすると、神々とは地球外知的生命体?

その痕跡を、残された古代文明の遺物を巡って考察する。それにしても、クフ王のものとされる大ピラミッドの絵が、それよりも遥かに遡る時代のパレットに描かれていたり、スフィンクスに降雨による侵食跡があったりと、謎は深まるばかり。これらのものが造られたとされる紀元前2500年頃は、すでに乾燥期。スフィンクスが雨に打たれていたのだとすれば、エイジプトに雨が降っていた紀元前9000年〜1万1000年前まで、建造された年代を過去へ遡らねばならなくなる。
 
 
歴史学者が自らに都合の良い年代をあてはめ、我々はそれを常識として習うのだが、それらが真実でない可能性は大いにあるのだ。人類発生時期とされるのは3万年前だが、アフリカで10万年前の鉱山跡が見つかっている。人類がその時代にまだいなかったのだとしたら、鉱山は一体、誰が掘ったのだ?ネアンデルタール人か!?
  

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