はじまりもなくおわりもなく
2005年2月26日 読書ISBN:4062100576 単行本 とき ありえ 講談社 2000/03 ¥1,365
生まれるまえは、どこにいたの?死んだあとは、どこにいくの?
人はみな、未来の死者。でも……。
ひとはどこからきて、どこにいくのだろう?
波乱の生涯を生きた僕のおじいちゃん。その生き方・考え方から、いたずらに死を恐れることなく、よりよく自分の命を生き抜くすばらしさを次世代に伝える。
薄い本だと油断しました。
とてつもなくヘビーな内容です。
あぁ、アレについては目を背けて生きているんだから、再認識させないでくれよ。
こうして無駄に時間費やしている間にも、アレに向かって突き進んでいるのだから……。
そう、アレです。
今年の初めにも書いている、アレ!
はぁ。
一体、何のために、今ここにいるのだろう。
どうせ●●●しまうのに……。
それにしても、急がなくてもやがて万人に訪れるのに、そんなに早く体験したいのか、相変わらず、飛び込んだり飛び降りたり吊ったり練炭燃やしたりする人、後を絶ちませんね。何事も経験とは言いますが、アレだけは一番最後でいいです。先に経験してしまうと、その他の経験が出来なくなってしまうからね。
●●●しまいたい方って結構多いようなので、少しだけ……。
旅立つとき、暗いトンネルを抜けてやがて暖かい光に包まれるとされていますが、ウソですよ。実は、最後の瞬間に脳が分泌する物質が見せる束の間の幻。それに、あの光はもっと大きな恐ろしいものが魂を誘き寄せる為の……。提灯鮟鱇って知っていますよね?
アンコウ目の海魚。雄は小さくて約4.6センチメートル、雌は全長約60センチメートル。体は球形に近く、皮膚に骨状突起が散在する。全身黒色。頭部からは長い触手が上に伸び、その先端に発光性のふくらみがある。この触手で餌を誘引する。食用にならない。深海にすむ。
そう、あの光はとてつもなく危険です。
光で死者を呼び寄せるあたり、正体はきっと……。
ヨグ=ソトースは時空を超越した存在で、あらゆる時代、あらゆる場所に同時に存在する。
その住処である時空の裂け目においては、ヨグ=ソトースは輝く虹色の球体の集積物として知覚される。「全てにして一つのもの、一つにして全てのもの」「道を開くもの」「門にして鍵」
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