ぐれる!(新潮新書009)
2005年3月9日 読書ISBN:4106100096 新書 中島 義道 新潮社 2003/04/10 ¥714
善良な市民たちの欺瞞に満ちた価値観が蔓延する社会が、イヤでたまらない。その価値観から外れている自分のことも、イヤなのだ。といって、犯罪に走ることも、自殺することもできない―。そういう人は、真剣に「ぐれる」しかない。自分の置かれている理不尽をまっこうから見据えて、それを噛み締めながら生きていくしかないのです。「ぐれる」ことこそが正しい生き方だということを、初めて、かつ徹底的に説いた書。
この人、ほんとうにどうしようもない人だな。東大の大学院まで出て、ドイツに留学して、教授……。この、他人からみたら輝かしい経歴で、どうしてこんなにどうしようもない人になるか疑問。で、世界に、現在の状況に、自分自身に不平不満を念仏のように唱えつつ、その呪いの言葉がこうやって本となり、しかも売れている(笑)。おそらく、どうしようもない教の教祖様的存在となり、どうしようもない人々が信者となって購入するのだろう。一体、何がそんなに不満なんだ!?
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