ISBN:4047136204 コミック ツガノ ガク 角川書店 2004/04 ¥567
筒井康隆の名作ジュブナイルをコミック化!!

進路に恋に悩み多き高校三年生・和子の青春に転機が訪れた。理科室でラベンダーの香りを嗅いだ時から、彼女は時間跳躍能力に目覚めたのだ…!!

高校最後の1年を迎えた芳山和子。将来の進路や恋の悩み、いろいろ考えたりもするけれど、幼なじみの一夫、吾朗、真理子らといつも通り仲良く過ごしていた。しかし、理科室の掃除の時、ラベンダーの香りを嗅いだ瞬間、和子は《時間跳躍能力(タイムリープ)》に目覚めてしまい・・・・・・。ジュヴナイルの金字塔、鮮烈なるコミック化! この香りを私は知っている。甘く、懐かしい香り・・・・・・

これ、現代版アレンジでマンガになったんだ。
大昔に観た映画の内容すらほとんど忘れてしまっていたから、新鮮な気持ちで楽しめました。
時間を題材にした物語のなかでも、最も知名度の高い作品のひとつですな。

でも……

何てこったい。
原作、読んだ事ないです。
しかも、作者って筒井康隆だったんだ。

不覚。

図書館へ探しに行こうかな。
 
 
 
 
この物語の中で、F・エドワーズなる人物による「精神的時空転移」が出てきて、一体何者かと思い検索すると……。どうやら実在の人物のようだが、UFO研究関連しか資料が出て来なかったです。

それにしても、「時間」はある意味、人類にとって永遠のテーマですな。
そして、おそらくは永遠に解き明かされる事の無い謎。

時間って、一定では無いらしい。
同じ世界に存在していても、重力や速度の影響で場所によって流れが違うそうだ。
もちろん、地球という小さな部分においては確認する事すら不可能な微量な差でしかないのだが。
文系型生命体である私には、説明されてもさっぱり理解出来ません。
 
 
ところで、時間に干渉する事が可能だとしたら、過去は変えられるのだろうか?
過去が変えられないモノであるならば、未来も変える事は出来ないという事になる。
何故ならば、その未来はさらに未来から見た過去であるからだ。
故に、我々はすでに確定された未来へ向けて、あたかも自由意志があるかの如く生きている事になる。

自らの意思で選択していると思い込まされているだけで、劇の役者の様に、すでに確定された未来を演じているだけなのかもしれない。実際は、全てが何者かに握られていて、あたかもゲームのキャラクターの様に動かされているだけなのかもしれない。

いつ生まれて、何をして、どう死んで行くのかがすでに決まっているのだとしたら……。

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