ISBN:4093860726 単行本 片山 恭一 小学館 2001/03 ¥1,470
十数年前・高校時代・恋人の死。好きな人を亡くすことは、なぜ辛いのだろうか-。落葉の匂いのするファーストキスではじまり、死を予感させる無菌状態の中でのキスで終わる、「喪失感」から始まる魂の彷徨の物語。

泣きながら一気に読みました。
なんでこんなに涙が出るんだろう。

なんて感じの宣伝で、売っているのがいかにも怪しげだと思っていましたが・・・・・・。
もちろん、自腹で買うのは絶対にイヤだったので(だって、いかにも怪しげな雰囲気が醸し出されているしさ)、図書館で巡りあうまで我慢しておりました。つい先日、予約していないにも関わらず、奇跡的に本棚に戻っておるのを発見してしまった訳ですよ。

さあ、俺を泣かしてみなさい。
ほら、かかって来なさいっ!!

気合を入れて読み始めたのですよ。
さあ、泣くぞ、泣くぞ、なく・・・・・・。
 
 
ああっ、もう!!
なんてこったい。

安易に人を殺してお涙頂戴。そんなのでは泣き入りませんぜ。
たとえそれで人間失格と罵られようと。

なんで白血病なんてお約束そのものでいくかな。
これが実話なら泣いてもいいかもしれないが、ただのフィクションでは泣けませんよ。

だってさ。

あまりにもパターンにはまりすぎていて、いかにも陳腐! 
なんだか透明感がありすぎて、あまりにも現実的でない。

それにですね、題名が『世界の中心で愛を叫んだけもの 』のパクリみたいですよ。
これでは、『イラクの中心で、バカとさけぶ』と同じレベルだよ。
 
 
小説は良くないけど、ドラマと映画はいい!
という人が結構いたので、そっち方面に期待してみます。

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