ISBN:4048735470 単行本 伊坂 幸太郎 角川書店 2004/07/31 ¥1,575
復讐。功名心。過去の清算。それぞれの思いを抱え、男たちは走る。3人の思いが交錯したとき、運命は大きく動き始める…。クールでファニーな殺し屋たちが奏でる狂想曲。書き下ろし長編。

第132回直木賞候補作。

これ、途中で投げようかと思ってしまいました。面白くないからではなく、罪も無き善良な小市民が殺されてしまったり騙されて酷い目にあうのは、読んでいて気分が滅入るからです。まぁ、なんとか我慢して読み進めると面白い展開になって行った訳ですが。

殺し屋、自殺屋、押し屋。
そして、妻を殺されて復讐を誓う冴えない男。

一応、妻を殺された男が主役な訳ですが、ほとんど活躍しません。むしろ、殺し屋、自殺屋、押し屋の三人が関係無いところで動き、やがて一本の束へと収束していく感じで物語が進みます。ちなみに、仇役の男は物語序盤で押し屋に押され、車に轢かれてあっさりと昇天してしまいます。

自殺屋といのは、自分が自殺するのではなく、自殺幇助の専門家とでも表現すれば良いのでしょうか。自分が関わって死に至らした者の亡霊が見えて語りかけてくるという、ちょっと精神ヤバ目な人です。意外に、本当に自殺屋っていたりして。つまらん事で首吊るお偉いさん多いし。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索