ゴシップと醜聞―三面記事の研究(洋泉社新書026)
2005年8月26日 読書ISBN:4896915259 新書 玉木 明 洋泉社 2001/03 ¥714
三面記事を論ぜずしてジャーナリズムは語れない!もともと三面記事は、ジャーナリズムのなかでも、"人が人を裁く"という人間社会の暗部にもっともかかわりの深い分野である。だれもが反対できない「万人に属する善」をタテに断罪するスキャンダル報道、断罪報道はなぜ過激になるのか―ジャーナリズムのルーツとしての犯罪報道に焦点を当て、歴史的経過とともにゴシップ・スキャンダル、ナショナリズム報道をトレースし、"人間のまなざし"をもった新しいジャーナリズムへの道を模索する試み。
今も昔も、どうしようもない事件が起こり、クソくだらない報道がされ、またそれを愚民が楽しむという構図はちっとも変わってはいないと言う事がよくわかる。「今の若者は……」なんて年寄りに文句言われたりはするが、別に今の人間が堕落した訳ではなく、人間がその存在を始めた瞬間から我々は堕落していた訳ですよ。年寄りに意見されるまでもなく、ましてや楽園で蛇にそそのかされるまでもなく……。
あら、本の内容から逸脱してしまいました。
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