出会い系サイトと若者たち(洋泉社新書093)
2005年8月27日 読書ISBN:4896917510 新書 渋井 哲也 洋泉社 2003/08 ¥756
インターネットや携帯電話で見知らぬ者同士をつなげる「出会い系サイト」などの匿名メディアがいま急速に広まっている。そこには、人に言えない悩みや「生きづらさ」をかかえ、癒しや救いを求めてアクセスする人がいる。時には、援助交際(児童買春)、殺人事件、ネット心中など怪しげで危険と隣り合わせの世界でもある。なぜ彼らはさまよい、そこに魅入られるのか?若者への直接取材で生の声を伝え、拙速な法の規制がかえってアンダーグラウンド化を促し、危機が深刻化する危険性を警告する。
インターネットが携帯端末にまで拡大したことにより、この時代における社会現象として現われてきたモノのひとつが、コレっ!当初の目的から逸脱し、犯罪の温床となってしまう場合もあり、また、携帯端末からもアクセスできる事もあり、規制自体もなかなか難しい。著者は安易な規制はサイトのアングラ化を招くとして警告もしている。「出会い系」について、その現象面、問題点等、奥深く論評している。
ちなみに、『 「出会い系」時代の恋愛社会学』(KKベストセラーズ ベスト新書) という本も読んだんだが、こっちのほうはブサイクな男が、「俺って出会い系でモテモテでハメハメですげー!!」と自慢話してるだけの駄本なので、参考にしなくてもよろしい。
えっ!?
出会い系?
やった事ないですよ、メンドクサソウだし……。
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