藤子・F・不二雄SF短編PERFECT版 7
2005年10月11日 アニメ・マンガ
ISBN:4091762077 単行本 藤子・F・不二雄 小学館 2001/01 ¥1,575
最近は図書館にマンガまであるのか、すごいな。
まぁ、藤子不二雄とか手塚治虫ならいいよな。
でもさ、受け付けで
「ハンターハンターないの?」
「ドラゴンクエストは?」
とか、聞きまくってるキモイおっさんがいてさ、そんなの端末使うなりして自分で調べろよ!てか、そんなの自分で買ってくれ!あんた達がくだらないもんリクエストして図書館に購入させるから予算が無くなって、おいらが読みたい専門書とかビジネス書を購入してもらえなくなるんじゃないか!!
頼むからジャンプのマンガは自分で買うなりブック●フで立読みしてください。
さてさて、気を取り直してこの短編集のお話を。
誰にでもありそうな願望を題材に、時にはピリリと辛く時にはほのぼのとした感じで終わる物語の数々。テレパ椎の実を拾い、他人の考えてる事がわかるようになった男のちょっと寂しい結末。白亜紀に時間旅行に来た家族の子供が人類の祖先とされている爬虫類を電子レンジに入れて放射能を浴びせたから進化が始まり……。天才科学者からもらった倍速時計をもらったノロマ男が何もかも素早くなって、最後のオチは大人向き?
などなど。
一番お気に入りなのは「旅人還る」という話で、亜光速まで加速していく宇宙船に乗り込む宇宙飛行士の物語。
人類が生きた証として、一人の男を宇宙の果てに送り出す。彼は恋人も何もかも捨てて片道旅行となる宇宙の深遠に飛び出していく。やがて地球との交信が不可能となり、銀河の中心を突破して銀河系をも飛び出していく。
さらに数え切れないほどの銀河を通過し、やがて200億光年先にある宇宙の地平線へと辿り着く。だがそこは地球から見た場合に最も遠くに見える宇宙であり、その先にもさらに宇宙は続いていた。(それより先は光が届くよりも早くお互いが離れていくために見る事が出来ない。)男はそこから地球を眺めるのだが、スクリーンに映る地球の姿は200億年前に発せられたものであり、彼が旅に出てから50億年後に赤色巨星と化した太陽に飲み込まれ、すでに太陽系すら存在していない。遥か昔に消滅してしまった地球を眺めながら、男は200億年ぶりに涙を流す。
その後、膨張していた宇宙が収縮に転じ、船の進路が狂い始める。男はコンピューターの任務を解除し、最後のコールドスリープへ入る。そのまま二度と目覚めないハズが、なんと……。
さすが藤子不二雄だよ、この意外な結末に乾杯。
最近は図書館にマンガまであるのか、すごいな。
まぁ、藤子不二雄とか手塚治虫ならいいよな。
でもさ、受け付けで
「ハンターハンターないの?」
「ドラゴンクエストは?」
とか、聞きまくってるキモイおっさんがいてさ、そんなの端末使うなりして自分で調べろよ!てか、そんなの自分で買ってくれ!あんた達がくだらないもんリクエストして図書館に購入させるから予算が無くなって、おいらが読みたい専門書とかビジネス書を購入してもらえなくなるんじゃないか!!
頼むからジャンプのマンガは自分で買うなりブック●フで立読みしてください。
さてさて、気を取り直してこの短編集のお話を。
誰にでもありそうな願望を題材に、時にはピリリと辛く時にはほのぼのとした感じで終わる物語の数々。テレパ椎の実を拾い、他人の考えてる事がわかるようになった男のちょっと寂しい結末。白亜紀に時間旅行に来た家族の子供が人類の祖先とされている爬虫類を電子レンジに入れて放射能を浴びせたから進化が始まり……。天才科学者からもらった倍速時計をもらったノロマ男が何もかも素早くなって、最後のオチは大人向き?
などなど。
一番お気に入りなのは「旅人還る」という話で、亜光速まで加速していく宇宙船に乗り込む宇宙飛行士の物語。
人類が生きた証として、一人の男を宇宙の果てに送り出す。彼は恋人も何もかも捨てて片道旅行となる宇宙の深遠に飛び出していく。やがて地球との交信が不可能となり、銀河の中心を突破して銀河系をも飛び出していく。
さらに数え切れないほどの銀河を通過し、やがて200億光年先にある宇宙の地平線へと辿り着く。だがそこは地球から見た場合に最も遠くに見える宇宙であり、その先にもさらに宇宙は続いていた。(それより先は光が届くよりも早くお互いが離れていくために見る事が出来ない。)男はそこから地球を眺めるのだが、スクリーンに映る地球の姿は200億年前に発せられたものであり、彼が旅に出てから50億年後に赤色巨星と化した太陽に飲み込まれ、すでに太陽系すら存在していない。遥か昔に消滅してしまった地球を眺めながら、男は200億年ぶりに涙を流す。
その後、膨張していた宇宙が収縮に転じ、船の進路が狂い始める。男はコンピューターの任務を解除し、最後のコールドスリープへ入る。そのまま二度と目覚めないハズが、なんと……。
さすが藤子不二雄だよ、この意外な結末に乾杯。
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