ISBN:410610010X 新書 坪内 祐三 新潮社 2003/04/10 ¥756
一人の青年の燃える向学心に数々の新書がいかに応えてくれたことか―。富士正晴『中国の隠者』、児島襄『東京裁判』、金関寿夫『アメリカは語る』、山口昌男『文化人類学への招待』、名取洋之助『写真の読みかた』などなど、この知の宝庫に分け入り、次々と読破した若き日々…。好きな本・凄い本・お得本から秘蔵の本まで、百冊の思い出を熱く描く。本好きから心を込めて本好きへ贈る読書自伝。

新書は安価で手軽に知識を吸収出来るから好きだ。最近は、出版不況であちこちの出版社が売上を伸ばすべく、つまらない新書を作りまくってレベルが落ちているので気をつけないといけないが、豪華なケース入りの専門書を買わなくてもそれなりの内容の物が読めるというのは有難い。

この本は、題名からするとお勧めの100冊を紹介しているように思えるが、実際にはそうではなく、自らの人生を語りながら、そこで出会った新書について記している。だから、この100冊を読め! みたいなノリを期待するとガッカリするかもしれない。それにしても、この坪内祐三って新書に造詣が深い。

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