ISBN:4901784501 単行本 早川 いくを バジリコ 2004/07 ¥1,575
音波兵器を持つエビ、足が85本のタコ、サイバーパンク深海魚…。地球にうごめく珍妙で奇怪な生きものたちを、すべて精緻なイラスト付で詳細解説。ほんとにこんないきものいるのか? どうしてこんなに変なのか!世界にうごめく、珍妙で奇怪な生き物たち。そのあまりの珍妙ぶりに思わずほくそ笑む。軽妙な語り口の、おかしな生き物の本。マジメな図鑑とはひと味もふた味も違います。すべてイラスト付き、すべて実在する生物です!!
これは予想を遥かに超えて面白い。自然界って摩訶不思議だ。信じられないような生物が溢れている。見た目的にはクトゥルフ神話に出てきそうなグロテスクなやつが多く掲載されているんだけど。
えっちしたら、おちんちんごと女に食いちぎられてしまうやつとか(でも、また生えてくるらしい)、幼い頃に女に遭遇すると監禁されてしまい、その生涯を女の子宮内部で過ごさなければならないやつとか、いろいろ奇妙なやつらが載っている。それにしても、女というものは人間に限らずどいつもこいつも恐ろしいやつばかりだ。
最後のほうにツチノコ特集してるけど、あれ、本当にいるかもだよ。もう絶滅したけど、かつてはいたという可能性もある。うちの祖父と祖母も田舎暮らししていた頃、家の石垣に真ん丸い蛇がいるのを見てしまったらしい。マムシみたいな模様で、蛇のくせに長くなくて、鼠みたいな尻尾があったそうだ。しかも、そいつには苔が生えていたんだって。さすがに気持ち悪くて捕まえようとすら思わなかったらしいけど、それって本物の……。もしかしたら、モグラみたいに地下に潜伏して生息する蛇で、人間に発見される事無く環境破壊や開発の波に飲み込まれて絶滅してしまったのかもしれない。生きてるマムシに苔は生えないから、こいつはツチノコだった可能性が高いと思うんだけど、今となっては真実は闇の中……。
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