基礎ワイン教本―ワインのABCからビール、スピリッツ、リキュールまで
2006年4月4日 読書ISBN:4388352144 単行本 遠田 敬子 柴田書店 1999/11 ¥2,310
世界で親しまれているワイン専門学校WSETがいよいよ日本に上陸。ワインを楽しみ始めたばかりの方、知識を再確認なさりたい方のための理想的な基礎教本です。世界15ヵ国で読まれ、マスター・オブ・ワインのジャンシス・ロビンソンが推薦する本格的入門書。
注意しなければならないのは、題名に「基礎」と書かれてはいるが、プロ級の人々にとっての基礎である事。きっと、何の予備知識も持たない素人が手を出すと火傷するであろう高度かつ専門的な内容なのである。
少なくとも、「赤ワインにはポリフェノール、だったかな? が含まれていて身体に良いから毎日カル●ロッシ飲んでますよ」なんて言うお父さんや、訳もわからないのにグラスをグリグリ回しながら「いやぁ、やはりブルゴーニュはいいねぇ、シャルドネだねシャルドネ」とか大声で叫んでいるが、その実、グラスの中で渦を巻いている白ワインがソービニヨン・ブランだったりする課長や、ワインと聞けばパブロフの犬みたいに「あぁん、あたしシャトー・マルゴーが飲みたいなっ! うふっ」などと男の前で可愛く首を傾げる美人OLが読むレベルの本ではありませぬ。ワインの基礎を勉強したい人は、もっと平易でお手軽な入門書を読みましょう。
シャプタリザシオンとかマロ・ラクティック醗酵とかクヴァリテーツヴァイン・ベシュティムター・アンバウゲビーテとか、専門用語だらけなので、それにたじろがないだけの知識がある人向け。
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