しにがみのバラッド。
2006年6月4日 このライトノベルがすごい?ISBN:4840223939 文庫 ハセガワ ケイスケ メディアワークス 2003/06 ¥620
目を覚ますと、少女は死神でした。その少女は、死神でありながら、その真っ白な容姿ゆえに仲間から「変わり者」と呼ばれていました。しかし、少女の持つ巨大な鈍色の鎌は、まさしく死の番人のものです。少女の使命は人間の命を運ぶこと。死を司る黒き使者である少女は、仕え魔のダニエルと共に、人の魂を奪いにいくのです。死を司る少女は、様々な人と出会い、そして別れていきます。哀しくて、やさしいお話。
またしても問題! モモと言えば?
1.果物だろ! 果物!!
2.時間泥棒と戦う女の子
3.魔法のプリンセス
4.死神
5.魁 男塾の一号生筆頭
「死神」というキーワードに惹かれて読んでみました。死神とか悪魔は好きなんだよな。神や仏は大嫌い(死んでしまえ!)なんだけど。なんか、最近は死神ブームか!? やたらと目に付くが……。
死神なのに白い姿で、一風変わったモモ。他の死神が黒衣で、黙々と死者の魂を運ぶという任務を遂行するのに、モモだけは涙を流す。それは悲しみの涙ではなく、もはや涙する事すら叶わない死者の代わりに流す涙……。他の死神が自決の罪により束縛されているのに対し、モモだけは記憶を持たず、自分が何者なのかも判らない。
という設定なのですが、この死神は傍観者であって、或る意味脇役です。各章がそれだけで完結しており、短編の連なりなのだが、モモは前面に出ずに、「キノの旅」の主人公キノみたいに、傍観者として通り過ぎるだけなのである。結構、淡々としている物語。使い魔のダニエルが好き。羽根の生えた黒猫だし。
シャノワール「デビルウイ〜ング!!」
こら、真似して羽根を生やすな! しかも、それ違うし。
このラノベは詩的でそれなり。
★★★
画像リンク切れの不具合により再記入。
コメントくれた方、消えてしまってすんません……。
どうやらアマゾンではなく、Diary Note側の不具合っぽい。
コメント