ISBN:4163243402 単行本 姫野 カオルコ 文藝春秋 2005/10/14 ¥1,995
滋賀県に生まれた持丸遙は女子師範学校を経て、見合い結婚で専業主婦になったが、夫はまもなく出征。太平洋戦争が勃発し、舅姑と大阪で暮らす。やがて敗戦を迎え、経済的理由から職業婦人となったことから、ハルカは女性として開花してゆく―。

第134回直木賞候補作。

ハルカという名前に反応して借りてみた。N●Kでも同じ名前の人が出てくる朝の連続ドラマがあったし、今頃は全国でたくさんのハルカちゃんが誕生しているんだろうなぁ……。とりあえず、この名前は好きです。でも……。

あうっ! 主人公のハルカさんっておばあさんじゃないか。冒頭からすでに81歳! それで題名がハルカ・エイティなのかよ。うーん、妙齢の娘さんを期待していて、いきなり81歳の主人公が出てきたから、ちょっと萎える(笑)。最初はあんまり面白くなかったのだが、途中から良くなってきた。

戦前産まれのハルカさんの子供時代、女学生時代、教師として就職、お見合い結婚で退職、太平洋戦争勃発、旦那さん戦地へ、大阪が空襲で焼け野原になるも生存、旦那さん負傷して帰国、子供できる、戦争終わる、旦那さん再就職、そのうち自立して会社設立、ハルカさん就職試験を受け、毛並みの良さから名門校付属の園長先生に。旦那さん浮気、浮気、また浮気、またまた浮気、さらに浮気……。ハルカさんも浮気、浮気、浮気……。

おいおい! 両方で不倫しまくりかよ。
でも離婚はしない。夫婦間が冷めている訳でもない。

で、50歳くらいで物語終了。
え!? 冒頭が81歳なのに、そこまで繋がらないの?

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