ISBN:4101339139 文庫 江國 香織 新潮社 1996/05 ¥420
デュークが死んだ。わたしのデュークが死んでしまった―。たまご料理と梨と落語が好きで、キスのうまい犬のデュークが死んだ翌日乗った電車で、わたしはハンサムな男の子に巡り合った…。出会いと別れの不思議な一日を綴った「デューク」。コンビニでバイトする大学生のクリスマスイブを描いた「とくべつな早朝」。デビュー作「桃子」を含む珠玉の21編を収録した待望の短編集。
これ、いろんな出版社から出ていて、どれにするか迷ったが、これにした。普通の話かと思って油断したら、後ろから江國香織に背中を押されて、ストンと非日常に落とされてしまった。短編集なので読みやすいが、児童書としても出てるのはどうだろうか? 子供が読んでも深い部分まで見えてこないような気がするのだが。
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