ダレン・シャン 11 闇の帝王
2006年9月3日 ファンタジー特集ISBN:4092903111 単行本 橋本 恵 小学館 2004/08/10 ¥1,575
バンパイヤ一族が勝つか、対抗するバンパニーズ一族が勝つか。いよいよクライマックス!運命の対決だ。そしてダレンの旧友までが恐ろしい運命に巻き込まれる。ダレンはわが身が引き裂かれるような分かれ道に立つ!
著者ダレン・シャン氏が「終わりのない物語はない。『ダレン・シャン』シリーズは、12巻をもって幕を閉じる」と、この11巻巻末の一文に書いた。この巻と、あともう一冊で、長いシリーズは終わりをとげる。まさにクライマックスを迎えたストーリーになっている。バンパニーズ大王と、主人公ダレンたちの追討隊は、遭遇する機会が4回ある―と予言されていた。その4回目がこの11巻にあるのだ。そして予想もできぬ意外な展開が、またもやダレンを待ち受けていたのだ。読者の心を捉えてやまぬハラハラドキドキのストーリー展開が、しっかりとした著者の友情論、勇気論、愛情論に裏打ちされて、類い希な人気の翻訳児童文学となっている。
いよいよクライマックスへ向けてのラストスパート段階。ダレンは生まれ故郷へと舞い戻る。だがそこには、敵対するバンパニーズ軍団が待ち構えていて……。前巻でダレンと別れ、バンパイア側につく人間の軍隊をつくるべく、バンパイア・マウンテンを目指した二人とも再会を果たし、物語は終末へと導かれて行く。
この巻で、またしても重要人物が……。敵が勝利しても、自分が勝利しても、闇の帝王が現われて世界を滅ぼすという予言の前に、ダレンはどう動くのか!? 次回で、いよいよ最終巻。
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