ISBN:4062630869 文庫 村上 春樹 講談社 1995/10 ¥540
村上春樹の4年ぶりの長篇書下ろし小説。一人っ子として、ある欠落感をもっていた始に、小学校時代、同じ一人っ子の女の子の友達が出来る。25年後、37才の時、2人は再会し、激しい恋におちる――。
今の僕という存在に何らかの意味を見いだそうとするなら、僕は力の及ぶかぎりその作業を続けていかなくてはならないだろう―たぶん。「ジャズを流す上品なバー」を経営する、絵に描いたように幸せな僕の前にかつて好きだった女性が現われて―。日常に潜む不安をみずみずしく描く話題作。

やはり村上春樹は上手い(というか天才級)だと思うけど、羊男系のやつと比べて、主人公がなんだか嫌な感じで好きになれなかった。さほど努力もしていないような男が、なんとなく人生の階段を登っていく成功物語はちょっと……。そして、その男の人生に巻き込まれた人々は(特に女性)酷い人生に転落してますよ、おいおい! 村上作品の中で、こいつ(主人公)が一番キライだ。

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