エンド・ゲーム―常野物語
2006年10月3日 読書ISBN:4087747913 単行本 恩田 陸 集英社 ¥1,575
「常野物語」の最新作、早くも登場!
「裏返さ」なければ「裏返される」??正体不明の「あれ」と戦い続けてきた拝島親子。だが母が倒れ、残るは一族最強の力を持つ娘だけに。息もつかせぬ展開の果てに、驚愕の真相が明らかに!
裏返されたら、どうなる?正体不明の存在「あれ」と戦い続けてきた一家。最後のプレイヤーとなった娘が誘い込まれたのは、罠と嘘の迷宮だった。「常野物語」最新長編。
長きに亘って正体不明の存在と戦い続けてきた一族の物語。敵を裏返したり、裏返されたり、そんなオセロ・ゲームのような戦いを続けている。ある日、母親が目覚めなくなり、意を決した娘は……。
短編集に、これの前に該当する部分があるので、先に読んでおいたほうがいいだろう。母親が「視る」あれは、イチゴみたいな姿をしていて、裏返すと人間になるが、負けると自分が裏返されて「あれ」になってしまうのだ。
なんだか、すごく面白くなりそうな設定です。それなのに、やはり恩田陸、面白くならないまま、淡々と物語が進んでいき、なんだか腰砕け状態なエンディングに突入してしまうのだ。なんか、恩田陸の小説って全部同じだね。どれを読んでも話にメリハリが無くって、雰囲気だけ。とても残念です。
コメント