シルバーチャイルド1 ミロと6人の守り手
2006年11月24日 ファンタジー特集ISBN:4652077750 単行本 金原 瑞人 理論社 ¥1,470
コールドハーバー、荒れはてたゴミの街―。自分の体の異変に気づいたとき、6人の少年少女は、なにかに導かれるようにコールドハーバーをめざした。そこに、ある「使命」が待っているとも知らずに…。銀色に燃える体、虫のような手足の少女、巨大化した少年、癒しの力、心を読める力―。“特殊能力”を授かった子どもたちの戦いがはじまった。
表紙は非常に魅力的なのだが、中身は微妙。というよりも、これだけでは導入部にすぎないので、三巻まで通して読まないとダメなのだろう。身体が変異していく子供達。かなり描写が気持ち悪い。何が起っているのか全く判らない。
人外と化した子供達が荒地コールドハーバーへ集まってくるのだが、やがて、巨大化したミロの加護を求めて世界中から普通の子供達も集まり始める。襲ってくる怪物ロアから生き延びるためには、ミロの力で守られるしかないらしい。この巻では、敵の正体は不明のまま。ロアが何なのか、全く判らない。
設定は異端、でも語り口調は昔風のファンタジー。わざとらしいオールドスタイルの語りが、個人的には受け付けない。この巻だけだと、あまり面白くなかった。
頼む、続きは面白くなってくれ!
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