ISBN:4535515255 単行本 斎藤 貴男 日本評論社 ¥1,470
●この本の特徴
1.多彩な執筆陣
 編著者の高橋哲哉氏(哲学者)、斎藤貴男氏(ジャーナリスト)のほか、井筒和幸氏(映画監督)、森永卓郎氏(経済アナリスト)、室井佑月氏(作家)、こうの史代氏(漫画家)など、多彩な執筆陣による親しみやすい憲法の本です。コラム執筆の元兵士を除き、執筆者全員が戦後生まれなのも特徴です。
2.明快でわかりやすい
 ふだん憲法の問題に関心のあまり高くない方たち(それって普通ですよね)に、ヒアリングを何度も重ねて企画・原稿を作ったので大変わかりやすくなっています。
 また、デザイナーの寄藤文平さん(R25誌や「大人たばこ養成講座」等で活躍中)のカバー、口絵もとてもキレイで斬新です。

3.改憲問題をトータルにとらえる
 憲法問題をトータルに掘り下げて解説しました。憲法は「国の基本の姿」を定めているので、この問題はトータルに考える必要があるのです。見るべきなのは9条だけではありません。憲法だけでもありません。
 まず、経済、歴史、軍事、政治の構図、とくに、経済と歴史には、類書よりはるかに力点を置いて解説しました。それから、自民党がやろうとしているのは単なる「改憲」ではなく「新憲法」です。「憲法は国民が国を縛るもの」(立憲主義)、「多様な国民個々人が、だからこそ大切」(個人の尊重)という近代以来の憲法の原則が、自民党案では簡単にひっくり返されようとしています。9条だけではなくこういう点をきちんと見ておく必要がある、ということが、この一冊でよくわかります。


注意
半分ネタです。憲法論議をする気はございませんので、感情的なコメントはお控え下さい。この回のブログに限り、護憲、違憲、改憲、解釈改憲いずれの立場の場合であっても、理路整然とした論理構成のなされていないコメントは削除させて頂きます。なお、その判断基準は私の独断と偏見に依りますので予めご了承下さい。
 
 
 
なんか、題名からして左翼臭がしますが、中身もオメデタイ人々が絶賛するような代物である。前半部分、感情論に偏りすぎで後半の理論構成を台無しにしている。映画監督の戯言は要らないんじゃないのか? 

個人的には、解釈改憲だけでここまで現実と乖離してしまった状況は、明らかに違憲状態であると考えるので、現実に合わせるか、理想を守って憲法に合わせるかのいずれかだと思っている。変えたら歯止めが効かなくなるというが、政府の暴走と、法律の運用を同一に論じる事がそもそも間違いなのである。法治国家であるならば、法律は遵守されなければならない。(まあ、日本は法治国家じゃなくて放置国家だから、別に現実と理念が乖離しても問題無いのかもしれないが。)

感情的に悪の組織、自民党を批判しているが、そもそも、その人たちを選んだのは一体誰なんだ? 国民が選んだのだろう。スーパーマンの国に盲従するのが嫌なら、みんなで野党に投票すれば良かろう。俺は、悪の組織には投票していないけどね。

子供を戦争に行かせたくないから自衛隊要りません、みたいな物書きもいるけど、それならば、ガンジーのように非暴力不服従を貫くだけの覚悟も当然しているんだろうな! と問いたい。外交交渉でどうにかしようというのは所詮、理想論。自分たちが戦争したくなくても、相手がやりたかったら始まってしまう事は、すでに我々自身が加害者として、または被害者として証明してしまっているではないか。自衛権さえ駆使出来ない状況で、国土を蹂躙されたら抵抗せずに死んでいく覚悟が出来ている立派な人が多いようで……。

中国は攻めて来ないと楽観視している人が多いけど、過去にベトナムとの国境線を勝手に引きなおしたり、近年まで台湾に威嚇攻撃していたり、インドとの国境付近もキナ臭かったり、米比相互防衛条約撤廃の間隙を突いて南沙諸島の一部を制圧した実績のある国に対して、尖閣諸島を取りに来ないという根拠はどこにあるのか説明してもらいたいものである。もし日米安保も在日米軍も自衛隊も無い状況だったとして、本当に尖閣諸島は制圧されないと言い切れますか? 南沙諸島は一部、制圧されているんですけど。1995年だから、つい最近ですよ。

あとは、所詮自分の事だけしか考えていないのが、この書の致命的な欠点。子供は戦争に行かせたくない、殺されたくない。でも、実際に有事となったら、殺されるのは日本人じゃなくて、悪の枢軸と呼ばれる国の罪無き小市民ですからね。イラクでも、確かにアメリカ兵は死んでいるけれども、その数とは比較にならないくらい多くの人々が誤爆されたり誤射されたり、あるいは拷問したいから、レイプしたいからと意図的に米兵に殺されてますからね。

左側に偏りすぎで公平でない本書ですが、きっと頭の中がお花畑な人には良書だと思います。「憲法が変わらなかったら戦争にならないと思っている人のための本」が題名として、より相応しいと思う。
 
 
いろいろと不具合多い本ですが、世界から戦争を根絶して恒久的平和を構築する方法、あるよね!

それは……
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
全人類を世界から絶滅させる事である。
きっと、平和な世界が訪れる。
だから、

人類なんて、滅びてしまえ!!
俺も含めて全員死ねばいい。
そうすれば、キラキラと輝く美しい世界が始まる。

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