僕たちの戦争

2006年12月16日 読書
ISBN:4575510866 文庫 荻原 浩 双葉社 ¥820
“根拠なしポジティブ”の現代のフリーターと、昭和19年の「海の若鷲」にあこがれる軍国青年が時空を超えて入れかわった!それぞれの境遇に順応しつつも、ふたりはなんとか元の時代に戻ろうとするが…。おもしろくてやがて切ない、愛と青春の戦争小説。

時空転移物ですが、2001年のだらしないフリーターがサーフィンの途中で何かに飲み込まれて1944年の太平洋戦争下へ。1944年の飛行兵が墜落したら2001年の未来世界へ。主人公が二人いるのだ。だから題名も複数形。果たしてダメ男は戦死せずに未来へ戻れるのか? 兵士は自らの運命を知りつつも過去へ戻るのか?

「押入れのちよ」よりは良かったけど、結末がちょっと……。あともう少しのところでぶった斬って、最後の最後を読者に委ねるとは。どうなったのか書かれていないので欲求不満になる。

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