ハノン君の目指す明日へ

2006年12月17日このライトノベルがすごい？

ISBN:4797334460 文庫兎塚エイジソフトバンククリエイティブ￥620
桂木優太のクラスに、渡瀬羽音という美少女の転校生がやってきた。他人にはまるで興味がなく、なるべく関わらないようにしてきた優太だったが、彼女だけはなぜか無視ができない。初めての出会いから不可解な出来事が重なり、彼女は優太にとってますます気になる存在となってゆくのだった。そんなある日、町中を歩く羽音を見かけた優太は事件に巻き込まれてしまう。そして、羽音より意外な秘密を聞かされるのだったが……!?時空を越えたアクション＆ラブストーリー!

作者が織田兄弟という、なんだか暑苦しそうな作者名で敬遠気味だったが、意外にラノベ作家の中ではいい感じなんじゃないかと思った。ラノベにしてはページ数が多目だが、軽快に読み進める事が出来たので気にならなかった。電撃なら並程度だろうけど、ハズレ多そうなGA文庫の中では上位に位置すると思うよ。

一応、外部より干渉された地球の歴史を修復するという内容のSF風ラノベだが、難しい理論は皆無で、大半はヒロインと少年の暗い恋愛になっている。実は表紙のヒロイン、人間じゃなくてエルゴ・ファンタムとかいう訳わからない物質なんですけどね。最後はハッピーエンドで終わらない。
　
　
　
このラノベは、ちょっとSFスタイル。エルゴ・ファンタムって何だ？
★★★