ISBN:4044725012 文庫 神崎 リン 角川書店 ¥580
「正樹いくよっ!」…亜美、女の子がイクというのはどうかと思う―とか考えながら向かってるのは派遣先の神社。そう俺たちは神社仏閣を管理する“玉城一族”の血をひく由緒正しき神子なのだ。毎年お盆のこの時期、退魔仕事を果たすはずが、鳥居の先で待ち受けていたのは迷子の幼い女神!?しかも記憶喪失!?この夏からはじまる亜美と正樹の甘くてクールなイチゴミルクデスティニー!第10回スニーカー大賞“奨励賞”受賞作。

これまた、かなり微妙だ。最初からシリーズ化を目論んでいるに違いない書き方で、何らかの陰謀が感じられるのだが、それは一切語られない。まあ、中途半端に伏線出しておいて回収しないラノベ作家よりはマシだけどね。

前半は、ウダウダグダグダしたギャクとちょっとだけラブコメっぽい。でも、片方が小学生だからなぁ。ロリは駄目だろう。主人公は、神社仏閣を管理する一族の神子。神子には階位があって、主人公青年は第三位の宮司。一緒に行動する従妹の小学生は、それに従う上級巫女。

「道」を塞ぐ原因を取り除こうと赴いた先には、記憶喪失の少女がいた。人間とは比べ物にならない力を感じるので、どうやら行方不明になった一位の神、姫乃守時雨尊らしいのだが……。

これ、ストーリーはともかく、独特の文体についていけるかどうかが分かれ目となる。なんだか、劣化した三浦しをんが妄想炸裂中みたいな暴走電波系の文字がひたすら垂れ流されるんですけど。最初のページから全開なので、確認して受け付けないなら止めたほうがよろしい。個人的にはOrz ああっ、2巻まで買ってしまいました。
 
 
 
このラノベは、巫女でゴスロリ。
★★(★)

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