僕僕先生

2007年1月20日 読書
ISBN:4103030518 単行本 仁木 英之 新潮社 ¥1,470
時は唐代。若き王弁は父の財産に寄りかかり、学ばず、働かず、娶らず、ひたすら安逸を貪っていた。そんなある日、父の命で黄土山へと出かけた王弁は、そこでひとりの美少女と出会う。自らを僕僕と名乗るその少女、なんと何千何万年も生き続ける仙人で…不老不死にも飽きた辛辣な美少女仙人と、まだ生きる意味を知らない弱気な道楽青年が、五色の雲と駿馬を走らせ天地陰陽を大冒険。第18回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。

美少女仙人萌え〜♪
(なんて言ってる自分がキモイ)

これ、お勧めです。ニート青年も出てくるから、絲山秋子の「ニート」とかいううんこ作品を読むくらいなら、これを読んでください。

僕僕先生って、題名で損している。なんとなく、堅苦しい純文学系統のイメージがする。内容は、純文学とは全然違う。むしろ、萌えキャラ小説。最近、日本ファンタジーノベル大賞を読み進めてはいるけど、内容を聞かされなかったら後回しにしたかもしれない。

僕僕先生という名前では、男のイメージしか浮かんで来ないけれども、実際は女の子。唐の時代、親の財産で遊び暮らすロクデナシと化した駄目人間がいた! ある日、このニート青年が、父からお使いを頼まれる、というか命令される。最近、地元の黄土山に住み始めた仙人に、貢物を持って行けと命じられるのだ。

行きたくないけど、すねかじりなニートであるから、仕方が無いので出かける事に。山中にある庵に辿り着くと、現われたのはいかにも仙人といった感じの老人ではなくて、自分よりも幼そうに見える女の子。いつの間にか弟子にされてしまったニート青年王弁は、美少女仙人僕僕と旅に出る事になってしまう。

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