ISBN:4087753646 単行本 金原 ひとみ 集英社 ¥1,365
私は何故こんなにも面倒な人間なのだろう-。オートフィクション(自伝風小説)を書き始める作家。それは彼女が殺した過去の記録であり、過去に殺された彼女の記録でもあった…。


エログロゲロゲロだった金原だが、新作は多少マシになった。前の二作が相当酷かったからなぁ。多少は下品だが、なんとか許せる範囲内。それにしても、同じようなパターンばかりだと、そのうち飽きられるぞ。

被害妄想が強いキティ女が主人公で、その人生を語るような形式になっているのだが、読み進めるにつれて、次第に若返っていく。つまり、結婚して新婚旅行中の機内から始まって、仕事中の話、学生時代と、徐々に遡っていくのだ。話ごとに絡む男が変わっているのだが、名前に注目! シン、シャア、ガトウ、ヒロと続いていく。これって……。

偶然じゃないよな、明らかに狙っているよな。シンやヒロなら偶然かもしれないけど、シャアなんて名前の男は普通いないだろう。外国人という設定か?

シン・アスカ
シャア・アズナブル
アナベル・ガトー
ヒイロ・ユイ

ですよね!?

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