ISBN:4000280740 単行本(ソフトカバー) 清水 真砂子 岩波書店 ¥1,260
魔法使いゲドの生涯とアースシー世界の光と闇を描く壮大な物語の第4巻。魔法の力を使い果たしたゲドは故郷に戻りテナーと再会。大火傷を負った少女も加えての共同生活が軌道にのりだした頃、3人は陰謀に巻き込まれてゆく…。
古い本では、これが「ゲド戦記 最後の書」となっているのだが、続きが出てしまったから、最近のは単に「ゲド戦記4」とされている模様。やはり、前の三冊で三部作、これは後日譚でしか無い。死者との戦いで魔力を失ったゲドが故郷に戻ってくる話。テナーも中年女性になってしまっているし、師匠のオジオンは死んでしまった。
シリーズ通したら名作ではあるが、この巻に限ってはフェミニズムに傾倒しすぎな部分で、評価が微妙となっている。三部作で完結させたほうがキレイだったかもしれない。もはやゲドはあまり活躍しないが、代わりにカレシンが頑張ってくれたので良しとしておきましょう。
コメント
近作になるほど、初期作品におけるワクワク感が失せていったかなぁ...一応、読んではいますが、楽しくないです(笑)