流れ星が消えないうちに
2007年2月20日 読書ISBN:4103007516 単行本 橋本 紡 新潮社 ¥1,470
高校時代から付き合っていた恋人・加地君が自分の知らない女の子と旅先の事故で死んでから、1年半。奈緒子は、加地の親友だった巧と新しい恋をし、ようやく「日常」を取り戻しつつあった。ただひとつ、玄関でしか眠れなくなってしまったことを除いては――。深い悲しみの後に訪れる静かな愛と赦しの物語。
すでに故人となった青年を含む、三人の物語。恋人が海外で知らない女性と事故死して以来、自分の部屋で眠れなくなった奈緒子の定位置は玄関。親友が死んでしまい、親友の彼女と付き合い始めた巧。そして、旅先で死んでしまい、追憶でしか出てこない加地。この世に二人しか存在しない三角関係。
綺麗すぎる内容だが、現実世界に溢れている小汚い恋愛を疑似体験する趣味は無いので、個人的には薄味で結構。
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