DVD ジェネオン エンタテインメント 2004/01/10 ¥5,250
――“直死の魔眼”を手に入れてしまった高校生・遠野志貴。長い間親戚の家に預けられていた彼は、実父が他界したのをきっかけに実家へと呼び戻される。そのころ街では、とある猟奇殺人事件の噂が広まっていた。そんななか、公園でひとりの美女と出会った志貴は、衝動的に彼女をナイフで切り刻んでしまう。だが翌日、志貴はなんと昨夜切り刻んだはずの女性に再び出会い…。彼女は、自分は“真祖”と呼ばれる吸血鬼の姫・アルクェイドであると名乗り、今、街を騒がせている猟奇殺人事件を食い止めるためにやってきたこと、それには志貴の協力が必要であることを告げるが…。

うわ、またしても酷評されている。どうやら、原作では渋くて強かった敵キャラが、ただの雑魚モンス扱いになっているためらしい。原作知らないので、私はそこまで貶しませんが。

遠野志貴にいきなり殺されてしまった美女、死んでなかった。いや、死んだんだけど、生き返った! 良かった。人間だったら死んでいたところだ。それにしても、面識も何も無い相手を、ただ夕暮れの公園で出会ったというだけでバラバラに解体してしまう主人公も危ないけど(危ないというか、完全に猟奇殺人鬼)、バラバラになったのに、傷跡も残さずに元通りになってしまう被害者もどうかしている。実は、人類じゃないらしい。金髪美女は、吸血鬼の姫だったのです! 最近、オリジナルは日光で灰になったりするほど弱くないという設定が流行りですが、これもその新原則にもれず、先天性のヴァンパイアなので、昼間でも普通に歩いております。ヴァンパイア物だったのか。

仏さんじょのコミックで主人公だった弓塚さんは、完璧に脇役扱いですな。ううむ、この人は攻略ヒロインじゃないのか(笑)。弓塚さんが誕生日のお祝いをする予定だった当日のホテルに謎の殺人鬼が現れて、大虐殺の嵐に! 相手、人間じゃないですからね。腕からケルベロスみたいなの生えて追いかけてきますから。まずは、この後天性殺人吸血鬼ネロとの戦い。

事件翌日のニュースでは、宿泊名簿に基いて行方不明者(というかバラバラの肉片?)リストに弓塚さんの名前も! そして、学校にも登校していない。まさかアッサリと死亡して使い捨てキャラにされたのではと危惧していたら、風邪をひいてホテルでお誕生日のお祝いが出来なかったというオチ。家で寝込んで大量虐殺の場に居合わせなかったというオトボケぶりに脱力。人間万事、塞翁が馬。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索