イチゴ色禁区2 秋の神具の奪いかた
2007年3月10日 このライトノベルがすごい?ISBN:4044725020 文庫 神崎 リン 角川書店 2006/11/30 ¥560
「正樹。私を誘拐しちゃって!」…んなバカな!?なのに俺は結局、亜美と玉城一族長の孫である美代を誘拐した罪で、神社仏閣を管理する「玉城一族」に追われる身に。もともとは長から依頼された任務―玉城の神具“心惑いの玉”を新設の神社に届ける―のための狂言誘拐だったのに。どうやらこの神具には玉城の、そして俺たち二人を巻き込む陰謀が渦巻いているらしく!?亜美と正樹のイチゴミルク・デスティニー“秋の巻”。
主人公の妙な電波的脳内妄想暴走一人語り口調にも、なんとか耐性がついてきましたよ。という訳で第二巻。外道神主はボロ神社を任されてはいるが、神社の掃除すら億劫な駄目人間な日々。そんな最中、組織から封印された神具の搬送を命じられる。長の孫娘、幼なじみの同じく神主、ゴスロリロリ巫女(巫女なのにゴスロリ着ている少女)、外道主人公の四人で極秘裏に運搬するはずが、謎の敵に襲撃されて強奪されてしまう。
失策を上層部に知られたくない四人は、孫娘誘拐をデッチ上げて、組織の警戒レベルをあげさせる。これにより、神具強奪犯人も身動きが取れないだろうとの魂胆だったが……。組織内部の内ゲバなのか、他に敵対組織があるのか、またしても謎が謎のままで、最後の最後で新キャラ登場かつ美味しいところをさらって行く。伏線張らず、終わりかけに強力なキャラを投入して来るのは、物語の紡ぎ方として禁じ手だと思うぞ。
このラノベは、男装少女がスネデレ。
★★
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