ANGEL―天国？へのトビラ

ISBN:4829162236 文庫 南房 秀久 富士見書房 2003/09 ￥567
「ようこそ、『黒城館』へ!」緑に覆われた広い敷地。黒く塗られた小さな建物。“天使の巣”と呼ばれる癒しの空間へ、少女は第一歩を踏み入れた―。失恋し、親友に裏切られ、父を亡くした舞夢は、ホテル黒城館に住むことになる。そこで舞夢を待っていたのは、義理の弟・優!死の直前、父が養子を迎えていたことに舞夢は愕然!さらに後見人・オーナー銀河からは、父が莫大な借金を残したことを告げられる!!舞夢はチーフボーイ・優の下、黒城館で働き始めるが…。“天使の巣”で、少女はどんな夢を見るのか?癒し系ラブ・ミステリー登場。

どうも食指が動かないのは、中身が逆ハーレム状態だからでしょうか。意中の人も、親友も、唯一の肉親も、一度に失ってしまった不幸のデパート状態な少女。住む場所すら失った彼女に与えられたのは、怪しげな高級ホテルでの住み込み仕事。無論、少年向けラノベなので、風俗関連の仕事ではなくて、客室係なのであるが。何故かこのホテル、オーナーもシェフもチーフボーイも、美形ばかりという腐女子が悦びそうな設定で、胸焼けがしそうだ。女の子もっと出せ（笑）。

実はこのホテル、要人を護るための特殊なホテルで、普通の部屋でも一泊何十万もするのである。従って、客は全て金持ちばかり。タカビーで性格悪そうなお嬢様＆取り巻き二名の接客を押し付けられた舞夢だったが……。
　
　
　
このラノベは、美形男子出まくりで腐女子感涙仕様。
★★★