ISBN:4150112959 文庫 矢口 悟 早川書房 1999/12 ¥672
キャスカ星系から帰還したハリントンは愕然とした。別命を受けグレイソンを離れていた留守中に、ヘイヴン航宙軍と手を組んだマサダ艦隊の攻撃があったのだ。ただ一隻残留していた駆逐艦〈マドリガル〉の活躍で、からくも敵艦隊を撃退できたものの、グレイソン航宙軍は壊滅状態、しかもクールヴォジエ提督は戦死していた!提督の遺志をつぎ、グレイソン防衛の決意を固めたハリントンの前に、マサダ航宙軍の大軍が。

ハリントンが輸送船団を護衛している間にマサダ側から攻撃が開始され、現地に残されていた駆逐艦マドリガルはグレイソン宙軍とともに防衛にあたるが、敵側にいた新型艦からの長距離ミサイル攻撃でやられてしまう。秘匿されていた兵器は、ヘイヴンのものであったのだ。

背信者を根絶しようと画策する狂信者軍団が迫る中、帰還したハリントンは護国卿と共にテロリストに急襲され、奮戦して撃退するも負傷。生き残ったテロリストにより、星系内部に敵基地が存在する事が明らかとなり、重症のまま軍を率いるハリントンだが、基地を制圧するも、軽巡洋艦アポロが大破してしまう。基地に残されていた資料により、敵側に残された大型艦が巡洋艦ではなく、巡洋戦艦である事を知ったハリントン。グレイソンを根絶やしにしようと接近する巡洋戦艦サンダー・オブ・ゴッドに無謀とも言える戦いを挑まねばならなくなる。

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