デモナータ 3 スローター
2007年6月19日 ファンタジー特集ISBN:4092903235 単行本 橋本 恵 小学館 2006/08/10 ¥1,575
悪魔に心を売ってしまった人間たちが計画する巨大な映画のロケのための街。そこには大虐殺という意味をもつ「スローター」という街だった。次々と悪魔のえじきになる俳優やスタッフたち。主人公は知恵と勇気をもって魔術で立ちむかっていく。ハラハラドキドキでスピーディなファンタジー。
4幕を読んでふと気づいた。3幕のコメントし忘れているじゃないか……。この巻で1幕と2幕の主人公が繋がる。主人公は全部で三人らしい。最後のひとりはまだ出てこない。今回は、ある著名な映画監督が本格的なホラー映画を撮影するために作ったスローター(大虐殺)と呼ばれる町で事件が起こる。
二人の前に、またもや姿を現す魔将ロード・ロス。単なる幻影かと思いきや、魔将はこの世界に侵入してきていた。力の強い悪魔は魔界と現世が繋がっても回廊が大きくならないと通過できないという設定なのに、ロード・ロスだけが自由に行き来している理由は不明。
リアルなホラー映画を完成させるべく撮影が開始されるが、残虐シーンは本当に出演者が悪魔に食われているとしか思えない出来栄え。いや、実際のところ……。前の二作とは比べ物にならないほど数多くの悪魔が襲ってきて、スローターの町で文字通り大虐殺が開始される。
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