ISBN:4093861536 単行本 嶽本 野ばら 小学館 2005/07 ¥1,470
ダメ親父のバッタもの商売が原因で尼崎を追われ、茨城県は下妻に越してきたロリータ少女・竜ヶ崎桃子は、絶滅寸前のヤンキー少女・白百合イチゴと出会い、ふたりは無二の親友となった(ここまで前作。ただし、親友については桃子は認めていない)。桃子は、大好きなブランドBABY、THE STARS SHINE BRIGHTでモデルをやるようになっていたイチゴと、連れだって代官山へ行くようになっていたが、ある日いつものように高速バスに乗ると殺人事件に巻き込まれ、足止めを食らってしまう。殺されたのは歌舞伎町のヤクザの幹部。アリバイがないのと疑惑たっぷりの見た目で、イチゴに容疑がかけられる。桃子探偵は真犯人捜しを始めるが…。

一作目に引き続き、暴走する冷酷なロリータ。その容赦の無い機械のような性格がいい味出しています。ヤンキーのほうが真っ当な人間に見えて仕方が無い。ちょっと馬鹿だけど。

今回は、二人揃って留年だ! ヤンキーは単に頭がアレだから留年で、ロリータのほうは、体育の授業で体操服を着るなんてエレガントじゃないという理由で拒否していたから成績が1になってしまい……。そんな二人が東京から下妻に帰るために乗車したバスで、殺人事件発生。とはいっても、ミステリー要素はあまりないので、推理小説として読んではいけません。

留年決定な春休みなので、BABY,THE STARS SHINE BRIGHTでアルバイトをしようと決める桃子。初日から凄い! 自分のイメージ通りの服を作ろうと集中しすぎで、声をかけられて我にかえるとすでに翌日の昼過ぎだったりして。目の前にある服は常人ではとても作れないデザインになっていて、驚愕する社長。天才伝説の始まりか!?

前作での重要人物が●●だったり、●●でしまったりなのは……だけど、面白い。これは映画にならないのだろうか?

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