ISBN:4878923237 単行本 井上 央 青心社 2006/12 ¥1,680
地球に降り立った異星の子供たちが見つけたすばらしい遊びとは…表題作「子供たちの午後」をはじめ、世界で一番みすぼらしい男が宇宙一の美女と出会い愛しあうさまを描いた「究極の被造物」。“働かない種族”レックで一番の娘の結婚とその後の顛末を語る「アダムには三人の兄弟がいた」など、処女短編「氷河来たる」を含む11短編を収録。シニカルなユーモアとペーソスで人気のラファティが贈る異色SF短編集。

いかにもラファティらしい、意味不明系の話が多い。SFっぽくないものも非常に多い。どう考えてもSFじゃないだろう、こんなの詐欺だ! と思う一編は、文字通り詐欺師のお話。どこをどう読めばSFになるのやら(笑)。

やはり、表題になっている「子供たちの午後」が一番良かった。子供たちは普通の子供ではなく、彼ら、彼女らが過ごす“午後”には様々な出来事が起こる。遊び飽きた彼らは去っていくのだが、本当に全員がいなくなったのかは不明。そして、子供たちに翻弄される人類は、ただの玩具ですか?

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