DVD ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2004/07/07 ¥2,090
1985年10月25日、ブラウン博士は手伝いの高校生マーティを、深夜の秘密実験に呼び出した。博士は愛車のデロリアンをタイムマシンに改造していたのだ。かくてマーティは30年前へと旅立った…。
スティーブン・スピルバーグが製作総指揮し、ロバート・ゼメキスを一流監督に仲間入りさせた、タイムスリップを背景にしたアクション・コメディ。戻っていく世界が、アメリカの黄金時代というべき1950年代というのがおもしろい。アメリカではアイゼンハワーが大統領で、日本では鳩山内閣時代。マーテイの両親が、ちょうどマーティと同じ年ごろだった時代に戻ることで、笑いが倍加する。以後のタイムスリップ映画を方向付けた名作で、その後「2」「3」とシリーズ化された。

BSで特集やっていたから観た。1985年の映画だから、もう随分昔なのだが、今となっても古臭くないのが凄い。数多くあるタイムマシン物の中でも秀逸な出来栄え。細かい部分で矛盾点はあるけれども、それはパラレルワールド説を採っているのと、映像的に判りやすくするための妥協という事で。

タイムマシンを完成させたものの、燃料として使われたプルトニウムを巡り、リビア系テロリストに狙われてしまう。ドクは撃たれ、マーティは慌ててタイムマシンで逃げるものの、1955年で燃料切れになってしまう。1985年に戻るために1955年のドクに助けを求めるのだが、この時代ではプルトニウムなんて入手出来ず、途方に暮れる。どうやら、1.21ジゴワットという謎な単位のエネルギーが必要な模様。これは、ギガワットを間違えてしまい、そのまま使用したらしいのだが、1.21ギガワットは原子力発電所の発電用原子炉1機分の電力とほぼ同じらしい。結局、落雷を使って1985年に戻るの事に。雷では原子炉レベルのエネルギーは得られないと思うのだが(笑)。

過去世界に滞在する間も、様々なトラブルに巻き込まれてしまう。車に轢かれそうな父親を助け、代わりに自分が轢かれてしまったために、父と母が出会う運命が変わってしまい、自分が消滅してしまいそうになったりするのだ。

この映画、最後に「TO BE CONTINUED...(つづく)」というテロップが入っているから、最初から三部作だ思っていたのだが、本来は単発作品だったようだ。TV放映の際、ジョークで入れたら続編の問い合わせが殺到してシリーズ化されたらしい。
 
 
 
評価:SA
これ、最初から三部作計画じゃなかったんだ。ちょっと驚いた。

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