生きづらい<私>たち (講談社現代新書1740)
2007年9月22日 読書ISBN:4061497405 新書 香山 リカ 講談社 2004/10/19 ¥735
「心がバラバラになって」
「消えてしまいたい」
境界を生きる若者たちを解き明かすすべての日本人への処方箋
●死にたいわけじゃないのに自傷せずにいられない
●現実を受けとめきれない傷つきやすい私
●家出するより家族を殺害
●2駅離れた彼女の家は「遠すぎて」会いに行けない
●トラウマがなくても人格がすぐ解離
●記憶のない買い物
●プロポーズされたのも忘れてしまう
●落としがちな命
●整形し「自分じゃなくなってほっとした」
様々なキティさんが登場して、笑えば良いのか憤れば良いのか……。最近、キティな人が増えたような気がすると思いきや、単なる気のせいではなくて、実際に増殖しているのではないかと感じ始めた今日この頃。これって、一種の先進国病なんでしょうか? どうも、先進国に増えている気がしてなりません。
医学の進歩によって症例の分析が進むから、なおさら病気(と分類されてしまう状態)が増えてしまうのか、社会環境その他諸々が要因となっているのかよくわからないけど、いつの時代でも生きづらいのであって、過去数千年と比較しても現在がとりわけ劣るという訳ではない。しかも、明らかに日本より生きづらいであろう“失敗国家”の人々よりも、日本人にキティが増殖しているのを見ると、これは一種の甘えとしか思えないのだが。
ここで書いてるキティはサン●オのキャラじゃなくて、頭がキ印な人の事なので、念のため。
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