ISBN:4104541052 単行本 三浦 しをん 新潮社 2007/05 ¥1,680
今回の三浦しをんは特に酷い。短編集なんだけど、どれもこれも嫌がらせとしか思えないくらいに面白くない。これで下手糞だったら貶して腐して終りなのだが、文章だけは上手いから性質が悪い。なんか、精進料理みたいな小説を味わされている感じで、苦行みたいだ。
発想は良さげなのに致命的なまでに下手な山田君と、文章は上手いのに苦行させられている感の三浦しをん。一体、どちらが精神的ダメージ大きいのだろうか……。もともと、読み手自身に恋愛小説を読む感性が欠如しているというのも原因のひとつではあるけど、それでもこれは本当に面白くなかった。勘弁して下さい(笑)。
コメント