ISBN:4062748703 文庫 村上 春樹 講談社 2004/09/15 ¥400
1970年の夏、海辺の街に帰省した<僕>は、友人の<鼠>とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。2人それぞれの愛の屈託をさりげなく受けとめてやるうちに、<僕>の夏はものうく、ほろ苦く過ぎさっていく。青春の一片を乾いた軽快なタッチで捉えた出色のデビュー作。群像新人賞受賞。

第81回芥川賞候補作。

村上春樹のデビュー作。これに限らず、村上春樹は芥川賞を受賞していない。「ノルウェイの森」辺りと比べたら、まだ拙さはあるかもしれないが、すでに天才としての片鱗を見せている。何で春樹が受賞していないのか謎である。この回は二人が受賞しているので、二枠使い切っているから仕方が無いのかもしれない。

受賞した「やまあいの煙」と「愚者の夜」はもう読まれてはいない。村上春樹の「風の歌を聴け」は、未だに読み続けられている。

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