起業の着眼点 (PHP新書400)
2007年11月27日 読書ISBN:4569654363 新書 邱 永漢 PHP研究所 2006/05 ¥714
バブルがはじけて十七年。戦後日本経済を支えた年功序列賃金や終身雇用制が影をひそめ、転職や脱サラをしたり、あるいは退職金を元手に起業を試みる人が増えている。本書は、創業・起業を何十と繰り返してきた著者が、起業を試みる人たちに贈る50のアドバイス。起業を成功させるには、努力することも必要だが、それ以上に、お金の儲かる仕事を見つけることが大切なポイント。時代が変わると儲かる商売も変わる。起業とは社会の変化を見きわめて、新しい「お金の通り路」を発見することなのである。
PHP新書も、通し番号400を超えてしまったか……。(調べたら、そろそろ500番台も超えるね。)出始めた頃と比べたら、随分といい加減な本も増えてきたし、ちょっと字も大きくて内容スカスカなんじゃないかと心配したが、意外に読める内容だった。とりあえず、著書の中身が宣伝だらけの大前氏や、オカルト話ばかりする船井氏よりは、よほど中身があると思う。
実は、お金儲けシリーズ全六巻の三冊目らしいのだが、順番に読まなくても大丈夫。独立した内容だから単品で読める。ごく当たり前の事しか書いてないのだが、その基本を疎かにしている人が多いので、起業するならば押さえておいたほうが良い。無論、社畜のまま過ごすであろう大多数の人にも役立つ内容。
日本はもう落ち目だから、一旗揚げるならば、他所の国に行ったほうが良いかもしれない。
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