もの忘れは「ぼけ」の始まりか(PHP新書036)
2007年12月6日 読書ISBN:4569557864 単行本(ソフトカバー) 宇野 正威 PHP研究所 1997/11 ¥690
人の名前が思い出せない、大切なものをどこにしまったか忘れてしまう―年をとれば誰でも気になる「もの忘れ」。「もの忘れ」はなぜ起こるのか?「もの忘れ」がひどくなると、「ぼけ」につながるのか?本書は、「もの忘れ外来」で「ぼけ」の早期診断と治療にあたる著者が、このような疑問や不安にやさしく答える一冊。脳と記憶のしくみや、いまや「ぼけ」の代名詞ともなりつつあるアルツハイマー型痴呆に関する最新事情などもコンパクトに解説する。
記憶のメカニズムからアルツハイマー病まで。前半が物忘れや痴呆の原因や状態についての説明で、後半はアルツハイマー病に関するもの。つまり、題名やサブタイトルには入っていないけれども、半分くらいはアルツハイマーに関する内容。出版年が古いので、状況はやや好転しているものの、未だ死に至る病なのは変わらず。
それにしても、国内製薬メーカーが作った治療薬が、許認可のラグにより米国でしか使えなかったりするのは大問題だと思う。まぁ、厚生労働省は国民の命なんて虫けら程度にしか考えていないから仕方がないか。外務省や防衛省もそれなりに悪行を重ねてはいるけれども、国民を何千人も殺した省庁は、戦後においては厚生労働省だけですからね。その罪は桁違いである。
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