ISBN:4048735837 単行本 瀬尾 まいこ 角川書店 2006/07 ¥1,365
今最注目の作家が贈る、痛くて沁みる極上青春小説。トイレでタバコが発見される。遅刻の人数が増える。これらの始まりの合図に教師たちはまだ気づかない。私たちの学校が崩壊しつつあることを。私には一体何が出来るのだろうか……。
「ゴールデンスランバー」で憂鬱な気分になったまま、一気に読む。これも嫌な感じの設定だったので、二度も嫌な気分にはなりたくないので、滅入ったままで一気読みしたほうが得策かと思って。
学級崩壊に虐め、嫌なテーマである。どれもこれも糞だけど、やはり最低なのは狂師(ろくに教えるべき事も教えられない馬鹿者を教師とは呼びたくないので、別に誤字ではなく意図的です)だろう。見て見ぬ振り、デモシカどころかウマシカだらけで辟易して来る。まあ、教師なんて生徒のなれの果てだから仕方が無いか。他の仕事から転職した人はともかく、大抵は一生学校から外界に出ず引き篭もっている妙な人々だからね。
「良い教師は死んだ教師だけだ」
今のは運悪くデモシカやウマシカや暴力狂師にしか当たらなかった私の戯言だから、ムキになって反論せず、バーボンでも飲んで聞き流して欲しい。
ゆとり教育や義務教育にも弊害があると思う。腐ったミカンは放逐しないと周りがどんどん腐るのだけど、義務教育だとそのミカンを箱の外に捨てられないからね。秀才も馬鹿も同じ授業、虎もウサギも同じ教室、こんなのはナンセンスだ。他人の権利を侵害する馬鹿は容赦なく切り捨てて良いと思う。もはや、この国に馬鹿を飼うだけの余力は無いだろうに!?
赤い人「卒業証書がついてないじゃないか」
整備兵「学校なんて飾りです。偉い人にはそれが判らんのですよ」
どうしても学歴が欲しいのなら、大学検定を受けて大学だけ出たら十分だと思う。腐った温室にいると自分まで腐ってしまう。文部科学省の愚民化政策で堕落した義務教育なんかに頼らなくても、いくらでも方法はあるのだから、ウサギの親は無理にウサギを虎の檻に入れないで頂きたい。我が子が噛み殺されてからでは遅いですからね。
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