ローワンと伝説の水晶
2007年12月17日 ファンタジー特集ISBN:4751521136 単行本 佐竹 美保 あすなろ書房 2002/01 ¥1,470
3つの氏族が対立する水辺の民マリス。長らく友好を保ってきたマリスとリンの間には、ひそかに伝えられてきた、大切な約束があった。使者の、突然の到来により、その驚くべき事実を明かされたローワンは…。水晶の守り手を選ぶため、水辺の民マリスの村へ向かったローワン。だが、そこに待ち受けていたのは…。意外な結末に向けて、物語は一気にすすんでいく。スリルあふれるミステリアス・ファンタジー。
ローワン三作目。今までは弱虫でパッとしなかったローワンだが、今回は少し成長した。
侵略者ゼバックから海岸を守っている部族に水晶の司がいるのだが、死にかけているために三派に分かれている中から後継者を選ばなければならなくなるのだ。そして、その後継者を選ぶために外部の人間であるローワンの母が選任役として旅立つのだが、何者かによって毒に倒れるのである。代わりに選任役となったローワンは、母親を救うために一般人が立ち入る事が許されていない島へと渡り、毒消しの材料を捜し求める。
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