晩夏に捧ぐ

2008年1月4日 読書
ISBN:4488017304 単行本 大崎 梢 東京創元社 2006/09/30 ¥1,575
以前成風堂にいて、今は故里に帰り、地元の老舗書店に勤める元同僚の美保から、杏子のもとに一通の手紙が届いた。勤務先の宇都木書店、通称「まるう堂」に幽霊が出るようになり、店が存亡の危機に立たされている、ついては名探偵のアルバイト店員を連れて助けに来い、というのだ。杏子は気が進まぬながら、多絵を伴って信州の高原へと赴く。そこで待ちかまえていたのは、四半世紀ほど前に弟子の手で殺されたという老大作家の死に纏わる謎であった…!「本の雑誌」二〇〇六年上半期ベストテンの堂々第二位に輝いた「配達あかずきん」で今もっとも注目を集める著者、初の長編推理小説。

成風堂書店シリーズ第二弾。

前回が連作短編だったのだが、今回は長編になっているので長く感じる。全体通してひとつの話だけ。一作目の密度が濃かったので、どうしても希釈されてしまったように感じてしまうのは仕方が無いか。

幽霊騒動が持ち上がった別の書店からの応援要請を受け、杏子と多絵のコンビが事件解決に挑む。かつて起こった作家殺人事件も絡んで来て、事件と幽霊騒動に何らかの繋がりがあるのではないかと考える二人。

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