東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜
2008年2月26日 読書ISBN:4594049664 単行本 リリー・フランキー 扶桑社 2005/06/28 ¥1,575
読みやすさ、ユーモア、強烈な感動! 同時代の我らが天才リリー・フランキーが骨身に沁みるように綴る、母と子、父と子、友情。この普遍的な、そして、いま語りづらいことがまっすぐリアルに胸に届く、新たなる「国民的名作」。『en-taxi』連載、著者初の長編小説がついに単行本化。
売れ過ぎたから、なかなか図書館でも借りられなかった。ブームも去り一段落した今になって、ようやく本棚に並んでいるのを発見。やっと読む事が出来た。
一時期モテはやされた程ではないな。物語として読ませる勢いはあるのだが、やはり本職ではないので小説として見れば稚拙か!? エンタとして、またビジネスとしては大成功したと言えるだろう。
それにしても、やりたい放題で酷い主人公だ。こんな駄目息子のために人生をかけて育て、最後には癌に蝕まれて死んでいく母が哀れである。オカンは立派だけど、息子はロクデナシだ。
こういうのは、泣ける人間か否かで評価が変わってくるんだろうなぁ。私はもう一生分の涙が枯渇したので、目薬を点した時以外は泣けません。逆にあざとさを感じて気分が萎えてしまう。
それにしても、オトンは本当に時々しかいないな(笑)。
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