ロマンシングサガ2

続いて、2のおさらいを。これは前作と違い、同じキャラで遊ぶのではなく、能力が歴代皇帝へと継承されつつ、最終皇帝が登場。その間に世界を救ったらしき七英雄と戦うというもの。何で英雄が化け物になっているのか、人類の敵として登場するのかについて説明が無いので、背景は不明のまま。スクエアは、物語の背景設定をぼかしたままにするのが好きだね。

キャラメイクで作った最終皇帝は、ラストになるまで登場しない。皇帝が倒れる度、物語が進み時代が変わる度、育てた皇帝の能力は次に受け継がれて行く。3作中で最高難易度を誇るこの作品、フリーシナリオとは言え、ある特定のパターンで攻略しないと、全ての陣形や術を手にする事は不可能。

また、難易度を上げてしまっているのがエンカウントによる敵の強化。このシリーズはレベル制が採用されておらず、戦いの中で必殺技を閃いたり、武器習熟レベルが上昇して行く。そして、敵に当たった回数で、どんどんモンスターが強くなって行くという仕様。これはヤバイ。逃げると敵だけが強くなってしまい、雑魚にすら勝てなくなるというハマリモードに突入してしまう。なので、敵にぶつかったら必ず戦う、勝てない敵が出てしまったら、素直にリセット＆ロード。

雑魚だけでなく、ボスキャラである七英雄も、どんどん強くなる。誰から倒していくかは自由だが、第四形態まで進化してしまう強烈なのもいるし、最後にどれを残すかも結構重要だったりする。そして、悪夢なまでに強すぎる最終ボス……。一応は普通に戦っても倒せるらしいけど、これをプレイした知り合いで、勝てた人は皆無！　ある術を使って、もうずっと俺のターン！というインチキ臭い戦いでしか（笑）

だってさ、単体でも強い（最初のクジンシーだけは雑魚っぽい感じだけど）七英雄が、全部合体してごちゃ混ぜなんだぞ。やり込みで鍛えて、自力で勝てた人は勇者です。
　
　
　
評価：90点
購入価格：大昔なので忘れた（笑）。