勝ち抜くチェーンストア―サービス競争時代の新戦略
2008年4月7日 読書ISBN:4532146372 単行本 波形克彦 日本経済新聞社 1997/12 ¥1,680
アメリカはここまで来た!「あいさつ係」が声をかける、商品補充係が売場を案内する、テーマパークのような店づくり―大店法撤廃、外資の進出など激変する小売業の「次」を探る。
楽天だと存在する商品も全然ヒットしません。
勘弁して下さい……。
資料としては古くなってしまったかもしれないが、本場でのチェーンストア企業群の熾烈な戦いがよく判る。それにしても、日本ほど働いていないはずなのに、どうやって利益が出るのだろうか。やはり、土地の安さか? 土地が安いので、他の物価も安く、人件費も安くなっているのだろうか。
米国と比べて日本には商業施設内に憩いのスペースが無く、サービスが遅れているように書かれているが、そもそもコストが違うので、同列に論じる事は出来ないだろう。銀座なんて、バブル最高時にはモノポリーで使う家の広さで1億超えたのだから。土地価格が下落したからと言って、そう簡単に金を産まないスペースは取れないと思う。
返品サービスについても遅れているように書かれているが、そもそも消費者レベルも違うと思う。本当にそれが優れたサービスであり、実施する事で利益が上がるのならば、とっくに誰かがやっている。未だに返品自由が一般的なサービスになっていないのは、日本人がそのサービスを受けるに値していないからではないのか? サービスは無償ではない。人は自分のレベルに見合ったサービスしか受けられないものである。
例えば、中国で返品自由サービスなんてやったら、どんな事が起こるのか、想像するのは簡単だろう。
コメント